お葬式の費用や香典の額、マナーや慣習、礼儀作法、挨拶の仕方など、人には聞けないお葬式の情報集

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最終更新日  2008年 02月 12日

表書きとは?

仏教における本尊(仏像や曼荼羅)・墓 石・仏壇・位牌などを新しく購入したり、傷んだものを修復して戻す際に、僧侶を招いて供養の読経を頂いて行う入魂式(お精入れともいう)のことで、読経をあげて頂いた寺院や僧侶に対して贈る謝礼の 表書きの献辞(上書き)に用いられます。
「開眼」とは、本来は「仏像の目を開く」ということからきており、作られた物としての仏像に目 を描き入れる(魂を入れる)ことによって霊験ある仏様にするということで、それまで単なる作 り物であったものを聖なる物としての礼拝対象物にすることを言います。
神道において、通夜祭・葬場祭(葬儀告別式)又は霊祭(法要)の際に、葬祭の祭祀祈祷のお 祓いを頂いた神社や神官に対して贈る謝礼、及び祝い儀式や厄払いなどで神社に詣でた際や、 地鎮祭・棟上げの儀式などで、祭祀祈祷のお祓いを頂いた神社や神官に対して贈る謝礼の表書 きの献辞(上書き)に用いられます。
仏教の浄土真宗(本願寺派・大谷派など)における開眼法要に当たるもので建碑法要(けんぴほうよう)ともいい、浄土真宗において墓碑(お墓)や記念碑・顕彰碑などを新しく建立したり、傷んだものを修復して戻す際に、僧侶を招いて法要の読経を頂いて行う建碑式の事で、読経をあげて頂いた寺院や僧侶に対して贈る謝礼の表書きの献辞(上書き)に用いられます。
浄土真宗(本願寺派・大谷派)では、教義の違いにより開眼法要という言い方は用いられません。
「建碑慶讃法要」とは、墓碑(お墓)や記念碑・顕彰碑などの単なる石の造作物に建碑の儀式を施すことによって、霊験ある碑としての礼拝対象物にすることを言います。
古くは各家に伝わる先祖伝来のお香や、自家に咲く花を持ち寄って故人に手向けたことの 名残で、生前お世話になった故人への供養にあわせて、遺族の葬儀や法要に掛かる費用の一部 を負担しあうとの相互扶助の意味合いもあります。
尚、「奠」は「神仏へ供えて奉る」という意味合いがあることから「御香奠」とするのが正しく、「典」は「尊いもの」・「有難いもの」という意味合いから経典・辞典などに用いられたり、祝典・華燭の典などのようにお祝いの儀式や行事などに用いられる文字であることから、弔慰金の表書きに「御香典」とするのは馴染みません。
古くは、各家に伝わる先祖伝来のお香を持ち寄って故人に手向けたことの名残で、生前お世話 になった故人への供養にあわせて、遺族の葬儀や法要に掛かる費用の一部を負担しあうとの相 互扶助の意味合いもあります。
神道では忌明け(忌明け祭)をもって故人は神様になるとの考えから忌明け後の法要に用いられ、生前お世話になった故人への供養にあわせて、遺族の葬儀や法要に掛かる費用の一部を負担しあうとの相互扶助の意味合いもあります。
「追善供養」とは、亡き仏の生前の善行を追想し、お供えをして冥福を祈ることをいいますが、浄土真宗(本願寺派・大谷派など)では教義の違いにより御追善料を用いず「御追悼料」とします。
仏教では忌明けまでを御霊と考え、忌明け後は仏様になるとの考えから忌明け後の法要に用い られ、生前お世話になった故人への供養にあわせて、遺族の葬儀や法要に掛かる費用の一部を 負担しあうとの相互扶助の意味合いもあります。
※浄土真宗(本願寺派・大谷派など)以外の宗派では、教義の違いにより用いられません。
※キリスト教の場合は故人は御霊(魂)となって召天するとの考えから、法要(命日祭・召天記 念式)においても用いられますが、仏教では忌明けをもって故人は成仏するとの考えから、忌明け法要後には御霊前は用いられません。

【 135】引用元  ご贈答マナー:ご贈答金品の献辞(表書き)辞典。表書きの意味合い(お祝い、婚礼、弔事、祭事など) 冠婚葬祭[タカ印紙製品]
URL: http://www.taka.co.jp/okuru/jtn_k.htm


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